■ 一心行の大桜とデネブ ■


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 熊本県白水村の広々とした畑の真ん中に、一本の大きな桜の木がある。胴回り6m、樹高22m、枝の差し渡し30m。堂々としたその姿を見て、「本当に桜の木?」と思ってしまうくらい大きい。

 雷が落ちて木が割れ、現在の様に拡がったという嘘の様な話も、木を大きく見せているのかもしれない。

 僕は、巨木と星を一緒に撮影したくて探しているが、なかなか見つからない。木が密集し過ぎていたり、街あかりで星があまり見えなかったりと、想い描く構図に出逢わない。しかし、この桜は理想的。

 夜の2時、少し早めに白水村に着いた。そこでまったく計算外な事が発生した。すでに先客がいたのである。車が50台程。去年はたった3人だったのに・・・。

 僕の撮り方は、長時間シャッターを開けるので、車のライトや懐中電灯などの光が入ると、カブって作品になりません。頭の中に描いた作品が、この時点でガラガラと崩れ去っていきました。

 当の大桜は、やはり綺麗で、阿蘇の外輪山のシルエットを背に幻想的な姿でした。しかし、昨年がんばり過ぎたせいか、香りが少なく、色も淡いピンクだったのに、白かったのが気になりました。

 夜が明けるにつれて人も増え、朝の6時だというのに、400人程に膨れ上がり、大桜を取り囲んでしまいました。朝日が雲の間から顔を出す度に、大桜は黄金色にも輝き、たまに吹く強い風に桜吹雪のサービスまであり、今年も十分楽しむ事ができました。

Jz

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