■ イエローナイフのオーロラ ■


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 天文ファンが一生の内に見ておきたいものに、オーロラと日食とスペース・シャトルの発射シーンの3つがあるが、まだどれも見た事がなかった。それぞれ、あまり見る事が出来ないからだ。
 カナダのイエローナイフに行く事に決めたのは、そこがオーロラベルトの真下だったからだ。

 現地に着く直前、飛行機の窓から2つのオーロラを見る事が出来た。白く淡かったが、見られた事が嬉しかった。

 飛行機を降りたが、それ程寒くなかった。昼間はマイナス20度、夜間はマイナス40度と聞いていたが、実際にはマイナス16度位で、持っていったカイロ40個は使う事がなかった。


ホテルの窓から
 ホテルに着いてすぐ準備をして、バスでオーロラを観る所まで移動したが、あいにく曇天。2時間程、外で待っていたが全く観る事が出来なかった。

 2日目も曇天だったが、雲の間から白いオーロラが見えた。その場にいた日本人約70名は、大騒ぎしていた。
 が、かすかにしか色が見えなかったのが不満だった。自分の中で、「オーロラを見た」という確信を持てなかったからだ。

 それにしても、福岡から北に30度も移動すると星空が凄い。まず、北極星の位置が、びっくりするほど高い。冬の王者オリオン座は、大地に足がついているし、恒星の中で一番明るいシリウスですら、やっと顔を出す程度。
 頭の中に地球と天球を思い浮かべないと、自分の位置を見失いそうだった。

 夜、1時頃ホテルに戻ってから、駐車場で見ることにした。街明かりがひどく、福岡県前原市と同じ位の星空だったので、あまり期待せずに空を見上げると、遠く南の空にオーロラが見えた。

 急いでホテル近くの街灯の少ない所に移動してみると、信じられない位のオーロラが現われ、次々とエメラルドグリーンのカーテンが夜空を覆っていった。カーテンのレイとよばれる線が、キラキラ輝き、風になびく様に移り動き、その美しさを際立たせていた。
 蛇の様な動きをしているもの、コロナ状にひろがったもの、それぞれが独特の形をしていて、二度と同じ形・色はなかった。
 幸運にも、カーテン状のオーロラを、ナイフで切り裂く様に流れる明るい火球(流星)を見る事が出来た。


撮影準備
 3時間程観ただろうか、十分に満足してホテルに戻って明日の撮影準備をしながら、祝杯をあげていると、窓からカーテン状のオーロラが見えた。


犬ゾリ体験
 3時間程寝て、今度は犬ゾリ操縦体験ツアーに行った。その日は雲が一つも無い晴天で、白い大地と青い空が、とても綺麗だった。
 ゆうべ、呑みすぎたのか頭がボーッとしていて犬ゾリを飲酒運転してしまった。凍った湖を8キロも乗っていると、さすがに冷えた。
 ある意味で、一番楽しかったのは、犬ゾリ操縦体験ツアーかもしれない。

 最終日の晩、なんと曇ってしまった。ホテルに戻って来てからも、外で粘ってみたがダメだった。
 諦めて、荷物をまとめてまた空を見てみると、晴れてきたので慌てて外に出て、2時間程見る事が出来た。

 また必ず逢いに来ようと思う。その時は、どんな素顔を見せてくれるのか楽しみです。

 最後に、あの感動を共に出来た2人の友人がいた事が、なにより嬉しかった。

Jz

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