夜空を見上げて

2014オーロラ旅 その1

※写真にマウスを合わせると解説が表示されます。

1月末、オーロラを見に行くため福岡空港から飛び立った。福岡~成田~カルガリー~イエローナイフと乗り継ぐ。
バンクーバーでカルガリー行きの便がキャンセルとなり、次の便に振り替えてもらったが、その便もすでに85分も遅れている。本日中に着くのだろうか…。
 約4時間遅れで、ようやくカルガリーに着き、運航掲示板を見てびっくり。多くの便で遅延やキャンセルと表示されている。
 理由も分からないままイエローナイフ行きの飛行機に乗ると、ヘンテコな形をした車が飛行機に近づいて何やら緑色の液体をかけ始めた。よく見ると、機体に付いた大量の雪を落としているのだ。1機ずつ時間をかけてこんな作業をしていたら、そりゃ遅れるね。結局1時間遅れで離陸した。
 オーバーブッキング、空港の停電や機体トラブルによる延泊、スーツケースが行方不明になるなど、海外旅行では様々なトラブルを経験している。今回も何が起こるか楽しみで仕方がなかった。福岡から24時間以上かけて、ようやくイエローナイフに到着した。

無事に届いたスーツケースには三脚3本、カップラーメン、着替えなどで19キロだ。リュックは一眼デジタルカメラ3台(キャノン5D2・60D、フジX-E1)、レンズ5本(8mm、14mm、15mm、24mm、18-55mm)、充電器、バッテリー9個、パソコンなどを入れて10キロになる。ポイントは、もしもスーツケースが行方不明になった場合でも撮影ができるようにすることだ。三脚は現地でレンタルできる。

初日のツアーは、あいにくの曇り空。オーロラを見ることなくホテルへ戻った。しかし、オーロラを見ていないので諦めきれない。午前3時を過ぎていたが、ホテルから歩いて20分のところにある「パイロット・モニュメント」という岩山へ向かった。そこはイエローナイフの開拓時代に活躍した水上飛行機のパイロットたちを称えた碑が建っている。岩山を登り、街明かりに埋もれた空を見上げると、雲とは違う白い何かがある。オーロラだ。少しも満足できないが、何となく安心した。

 翌日、昼過ぎに起きて散歩に出掛けた。
 犬ゾリなどの体験ツアーは経験済みなので、いつも街の隅から隅まで散策している。どこまで歩いても一面真っ白なのは変わらないが、今年は特に雪が多いようだ。オールドタウンで頭が重そうなヒマワリを見つけた。いつの日かヒマワリが咲く緑あふれる夏のイエローナイフに来てみたい。

二日目の夜も残念ながら曇り空。時折、木星がぼんやり見える程度。2時間ほど経過したころ、急に晴れてきた。うっすらオーロラが見えているので、急いで丘に上がった。星空がきれいで、おうし座のプレアデス星団やアンドロメダ大星雲がはっきり見える。
 オーロラは東の地平線からまっすぐ上に伸び、帯になって西まで続いている。北西には揺らめくカーテン状のオーロラが見えた。30分ほどでまた雲に覆われてしまい、その後は木星すら見えることはなかった。
 残り3夜・・・大丈夫かな・・・。

 (星空案内人 Jz)

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