夜空を見上げて

2012オーロラ旅 その3


※写真にマウスを合わせると解説が表示されます。

 3日目の朝。澄みきった空が気持ちいい。この日は朝から散歩に出ました。 ホテルのそばにある湖の上を歩き、橋の下をくぐる。林を抜けたところにある大きな湖に出て、こちらも歩いて横断。厳冬期なのですべての湖は凍っていて、厚さが1メートルもある氷の上を歩くことができるのです。イエローナイフは北極圏に近いので、一年中寒いと考えがちですが、8月には気温が20度を超えます。湖面を吹き抜ける風は冷たかったけど、あえて氷が溶けた時季の木々の緑や、湖の水面を想像しながら歩きました。「いつの日か夏のイエローナイフを見てみたい!」。

 この夜、オーロラは、北の空に張り付いていました。前夜と違って雲があり、その雲がゆっくり流れていました。イエローナイフは内陸にあり、高い山もないので天候は比較的安定しています。でも、曇りの日もあれば雪だって降る。「これ以上、雲量が増えませんように」。

 今回の撮影には円周魚眼と呼ばれるレンズを使いました。レンズを真上に向けると360度ぐるっと地平線が写り込み、まぁるい写真が出来上がります。つまり、空のどこにオーロラが現れても必ず映るスグレモノ。水晶玉を見ているような、夜空が全部手のひらに乗っているような、不思議な感じ。

 時折、北の空にあるオーロラが南へ移動していきます。その中に短時間ですが印象的なカーテン状のオーロラを観ることができました。弱いブレイクアップも起こりましたが、だんだん雲が厚くなり、1等星が数個やっと見えるだけに。そのうち、雪が降ってきました。残すはあと2晩。翌日からの天気が心配になってきました。

 (星空案内人 Jz)



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