夜空を見上げて

三つの「ひしゃく」

 春の星座、おおぐま座にある北斗七星は、おおぐまの腰から尻尾の部分にあたります。北斗の「斗」には柄がついた水などを汲むための道具「ひしゃく」の意味があり、「北の空にあるひしゃくの形をした七つの星」となります。

 実は他にも「ひしゃく」があるんです。
夏の星座である射手(いて)座の一部の南斗六星。
北極星のある、こぐま座も「ひしゃく」になっています。

 北斗七星のひしゃくの柄の先から2番目の星ミザールには、二重星でアルコルという名の星が寄り添っており、昔アラビアでは視力検査に使われていました。ミザールとアルコルが肉眼で見えたら、視力が良いことになります。

 星空観察の際には、まず、ほぼ真北の北極星を探して方角を確認しますが、北斗七星を使うと簡単に見つかります。ひしゃくの先に二つの星が並び、その間隔の約5倍離れたところに北極星があります。北極星は天の北極近くにあるため、どの季節でも同じ場所に見えます。

※写真にマウスを合わせると解説が表示されます。

 (星空案内人 Jz)

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