栗林慧 虫の目図鑑

奥アマゾンの住人 ワクワク、毎日が発見

2015年02月17日 14:07

ジャングルの中にあるコテージの庭の木にいるユカタンビワハゴロモを発見。体長が7センチ以上あり、その顔はワニに似(に)ていた。カメラを近づけると、警戒(けいかい)したのか、羽をパッと開いて後ろ羽の目玉もようを見せつけた。この行動で敵(てき)の鳥などが、おどろいて逃(に)げていくといわれている
ジャングルの中にあるコテージの庭の木にいるユカタンビワハゴロモを発見。体長が7センチ以上あり、その顔はワニに似(に)ていた。カメラを近づけると、警戒(けいかい)したのか、羽をパッと開いて後ろ羽の目玉もようを見せつけた。この行動で敵(てき)の鳥などが、おどろいて逃(に)げていくといわれている
 南アメリカ(南米)エクアドルの奥地(おくち)、ブラジルに近い「奥アマゾン」。そう呼(よ)ばれているジャングルに、世界一大きいカブトムシ、ヘラクレスオオカブトを探(さが)しに出かけました。

 毎日毎日、深いジャングルの中を探しまわりました。そして、実際(じっさい)にヘラクレスオオカブトを見つけたのは、半月以上もたってからのことでした。

木の枝(えだ)に付いていた。よく見ると、毛虫であることが分かったが、通常(つうじょう)の毛虫だと、その毛は立って生えている。この毛虫の場合は、きれいになでつけられたようになっているのがおもしろい。正体はフランネルガとよばれるガの幼虫(ようちゅう)
木の枝(えだ)に付いていた。よく見ると、毛虫であることが分かったが、通常(つうじょう)の毛虫だと、その毛は立って生えている。この毛虫の場合は、きれいになでつけられたようになっているのがおもしろい。正体はフランネルガとよばれるガの幼虫(ようちゅう)
 歩きながら、その間に出合う昆虫(こんちゅう)たちはわが国では見ることのできないカラフルな色彩(しきさい)と珍奇(ちんき)な姿(すがた)をしていました。発見するたびに、ワクワクドキドキの連続の毎日でした。

 そうして撮影(さつえい)したいろいろな昆虫の中から、ちょっと珍(めずら)しい姿をした昆虫のいくつかをここで紹介(しょうかい)することにしましょう。

足元の落ち葉の中から現(あらわ)れた丸い形の黒い虫。大きさは約1.5センチ。何者なのか分からないので、ひっくり返してみたら、なんとその顔は見なれているゴキブリだった
足元の落ち葉の中から現(あらわ)れた丸い形の黒い虫。大きさは約1.5センチ。何者なのか分からないので、ひっくり返してみたら、なんとその顔は見なれているゴキブリだった
 

 

体長が1センチもある大きなオオウロコアリ。顔がハート形をしていて愛嬌(あいきょう)があるが、カメラを向けたら、怒(おこ)ったようにキバをむいて威嚇(いかく)してきた
体長が1センチもある大きなオオウロコアリ。顔がハート形をしていて愛嬌(あいきょう)があるが、カメラを向けたら、怒(おこ)ったようにキバをむいて威嚇(いかく)してきた
 

 

近くの木に生えていた白いコケの中から飛び出してきたバッタ。そのままコケの中に潜(ひそ)んでいたら、見つけることはできなかったにちがいない
近くの木に生えていた白いコケの中から飛び出してきたバッタ。そのままコケの中に潜(ひそ)んでいたら、見つけることはできなかったにちがいない
 

 

 

 

 

=2015/02/17付 西日本新聞朝刊=

バックナンバー

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]