紙面から

【NIE・新聞で学ぼう】壁新聞で故郷PR・宗像市 中学生リーダー塾

2015年02月05日 10:34

宗像のことを知っているか、外国人にインタビューした
宗像のことを知っているか、外国人にインタビューした
 福岡(ふくおか)県宗像(むなかた)市の中学生を対象に、国際的(こくさいてき)な人材を育てる「むなかたの次世代リーダー養成塾(ようせいじゅく)」(宗像市主催(しゅさい)、日本の次世代リーダー養成塾企画(きかく))が1月10~12日に開かれた。参加は中学1、2年の男女29人。「宗像の国際化」をテーマに、1~5組の5グループに分かれて宗像市や福岡市で取材、提言(ていげん)などを模造紙(もぞうし)1枚の壁(かべ)新聞にまとめた。今月のNIE(教育に新聞を)特集は養成塾の3日間を紹介(しょうかい)する。       (今井知可子(いまいちかこ))

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 ■記事のねらい話し合い 分かりやすさ工夫して

 「見出しから記事の内容(ないよう)が伝わらないね」「記事にうったえる力がない」

 養成塾2日目の夜、紙面編集(へんしゅう)が本格化(ほんかくか)した宗像市のグローバルアリーナの一室に厳(きび)しい声が響(ひび)いた。声の主は各組の世話を担う宗像市職員(しょくいん)たち。「ダメ出し」することで、生徒たちのやる気をうながす役割(やくわり)だ。その声に触発(しょくはつ)されたように、各組では激論(げきろん)が交わされ、作業は深夜にまで及(およ)んだ。

 今回養成塾のミッションは、外国人に宗像の魅力(みりょく)を伝え、観光客や移(うつ)り住む人を増(ふ)やす方法を新聞の形で提案(ていあん)すること。生徒たちは宗像市で合宿しながら、英語で外国人にインタビューしたり、地元や大学関係者などの講演(こうえん)を聞いたりしたほか、新聞記者から紙面の作り方なども学んだ。

 新聞をイメージしながらの「取材」を終えて臨(のぞ)んだ編集作業。各組は事前に示(しめ)されたレイアウト案に基(もと)づいて、まず紙面の大まかなレイアウトを決めた。そして、だれがどんな記事を書くか、見出しはどうするか。また、写真の種類やグラフ、表の作成、配置などを話し合った。

 もちろん、きちんと紙面に収(おさ)めるため、空いたスペースの分量を計算して記事も書かなければならない。限(かぎ)られた紙面と時間の中で、主張(しゅちょう)を分かりやすく伝える工夫は、最終日夕方の作品発表の直前まで続いた。

 保護者(ほごしゃ)が見守る発表の場に五つの作品がでそろった。「自慢(じまん)の故郷(こきょう)『宗像』新聞」「宗像ウォッチ」など思い思いの題字が書かれた紙面には、活字や写真が整然とならび、中には手作りの4コママンガや広告も。各組のメンバーは、それぞれに記事の内容やねらい、提案を堂々と説明した。

 最優秀に選ばれたのは、宗像の名所などをめぐる2泊(はく)3日の格安(かくやす)ツアーで外国人を呼(よ)びこむ提案をした5組。紙面のバランスや記事のまとめ方、提案内容などが評価(ひょうか)された。メンバーは「最初はバラバラに記事を書いていたが、途中(とちゅう)で話し合いテーマをしぼって書き直した。みんなで協力しあえたことに感謝(かんしゃ)したい」と笑顔だった。

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=2015/01/28付 西日本新聞朝刊=

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