紙面から

【ピカ☆いち】HTB歌劇団が学院祭に 聖和女子学院 長崎県佐世保市

2015年11月18日 16:42

きらびやかな衣しょうで歌い、おどる歌劇団のメンバーたち (聖和女子学院高校写真部ていきょう)
きらびやかな衣しょうで歌い、おどる歌劇団のメンバーたち (聖和女子学院高校写真部ていきょう)
■夢舞台、華やか  
 歌っておどって、夢(ゆめ)と感動を広げるステージが、私(わたし)たちの学校で実現しました。長崎(ながさき)県佐世保(させぼ)市の聖和(せいわ)女子学院中学・高校で9月6日に開かれた学院祭。同市のハウステンボス歌劇団(かげきだん)が来てくれたから、ファンでもある私たちが張(は)り切って取材しました。

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 ことしの学院祭のテーマは「世界の女の子に夢を届(とど)けよう」だった。歌劇団の公演(こうえん)は私たち生徒にとって、まさに夢のようなもの。一般(いっぱん)のファンも楽しみにしていて、会場になった講堂(こうどう)の前には、開演の数十分も前から生徒以外の人が長だの列をつくっていた。

 やって来たのは、歌劇団の「チーム光」のメンバー13人。中学、高校の生徒約380人と保護者(ほごしゃ)や市民など約300人が見つめるなか、2部構成(こうせい)で約1時間、歌っておどってくれた。

 第1部は、トップスターの優雅(ゆうが)さんのソロコンサート形式で進められた。優雅さんの美しい歌声と、テンポのいいバックダンスに引き込(こ)まれた。途中(とちゅう)で、メンバーから、観客である私たちも曲に合わせた振(ふ)りを教えてもらった。みんながステップを踏(ふ)んだり、ハイタッチをしたりした。一体感を味わえ、とても気持ちが良かった。

 第2部は華(はな)やかなショーだった。黄色や紫(むらさき)、ピンクなど色とりどりのドレスやタキシード、えんび服を着たメンバーの、指先まで整ったおどりはかっこよかった。特に金色のえんび服を着た優雅さんが舞台(ぶたい)から客席に下りてきた時は、会場全体がひときわ大きな歓声(かんせい)に包まれた。

 最後に、優雅さんは「すてきな出会い、一期一会(いちごいちえ)をありがとうございました。ぜひ、ハウステンボスに足をお運びください」と呼(よ)びかけた。中学2年の太田美月(おおたみづき)さんは「おどりの華やかさや歌のすばらしさに感動しました」と声をはずませていた。

 ●「生きていくパワーになれば」 歌劇団メンバー「出会いがうれしい」

 私(わたし)たちは、公演(こうえん)の前にハウステンボス歌劇団(かげきだん)の男役メンバー、泉美匠(いずみしょう)さんと夕貴(ゆうき)まことさんの話も聞いた。

 聖和(せいわ)女子学院での公演について、2人は「毎日の積み重ねが、こうした新しい出会いにつながって、うれしい」と話した。

 中学生や高校生の前での外部公演は初めてとあって、2人は「初めて見る人が多いと思うので、楽しくやって、きれいな世界を見ていただきたい」と張(は)り切り、「みんながこれから生きていく上でのパワーになれば(うれしい)という思いでいっぱい」と言った。

 今後の目標を聞くと、「歴史に残る歌劇団として、今までにない革命(かくめい)を起こしたい」「歌、芝居(しばい)、ダンスの三拍子(さんびょうし)そろった歌劇団にしていきたい」などと語り目を輝(かがや)かせた。まだまだ成長を続ける歌劇団を温かく見守っていきたい、と思った。

 ●わキャッタ!メモ

 ▼ハウステンボス歌劇団(かげきだん) 宝塚(たからづか)歌劇団の出身者などで2013年7月に結成。長崎(ながさき)県佐世保(させぼ)市のテーマパーク「ハウステンボス」園内の劇場(げきじょう)「MUSE HALL(ミューズホール)」での公演(こうえん)を中心に活動している。メンバーが佐世保署(しょ)の「一日警察(けいさつ)署長」をつとめるなど、地域(ちいき)に貢献(こうけん)する活動にも積極的だ。現在(げんざい)は2チーム制(せい)で、「チーム花」と「チーム光」がある。歌劇女優(じょゆう)を養成するハウステンボス歌劇学院もある。

 ●「核のない世界へ」 高校生1万人署名活動も

 聖和(せいわ)女子学院の学院祭では、核兵器(かくへいき)の廃絶(はいぜつ)と平和な世界の実現(じつげん)をめざす「高校生1万人署名(しょめい)活動」も行われた。聖和女子学院高校の卒業生で、昨年の第17代高校生平和大使、猪本悠稀(いのもとゆうき)さん(19)=慶応(けいおう)大1年=と同校のインターアクト部が力を合わせた。

 猪本さんらは、学校の玄関(げんかん)わきに長机(ながづくえ)を置き、被爆者(ひばくしゃ)の写真パネルなどを並(なら)べた。大きな声で協力を呼(よ)びかけると、生徒やその家族、外国人など多くの来場者が次々と署名していた。署名した一人は「この一筆が平和への小さな一歩になるのなら協力したい」と話していた。

 この署名は全国で取り組まれていて、高校生平和大使によって国連欧州(おうしゅう)本部に届(とど)けられる。

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=2015/10/17付 西日本新聞朝刊=

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