紙面から

【ニュース DE PON】宮崎駿監督が引退

2013年10月01日 19:28

 新聞くん そう、「となりのトトロ」など世界で愛されるアニメーション映画を作ってきた宮崎駿(みやざきはやお)監督(かんとく)が引退(いんたい)するんだ。9月6日に東京都内で記者会見を開いて、映画館(えいがかん)で公開中の「風立ちぬ」を最後に、こうした長い映画を作ることはやめる、と発表した。

【ニュース DE PON】宮崎駿監督が引退

 おリカ テレビでは元気そうだったけど。

 新聞くん 引退の理由は72歳(さい)という年にあるそうだ。宮崎さんは会見で、どんなに健康に気を使っていても、絵をかくことに集中できる時間がへっていると説明した。宮崎さんはアニメをコンピューターではなく、手がきで作ることを続けてきた。昔は1日12時間も絵をかき続けられたそうだが、このごろは7時間がせいいっぱいという。
 また、監督になってからは「ものすごくつらかった」と話している。監督は絵やせりふ、音楽などすべてにかかわる仕事で作品の良しあしの責任(せきにん)も負うから大変なんだ。

 おリカ みんなが知っている映画をたくさん作ってきたよね。

 新聞くん 宮崎さんは約50年間、アニメの仕事をしてきた。映画監督としてデビューしたのは1979年の「ルパン三世 カリオストロの城(しろ)」。84年の「風の谷のナウシカ」では、何でもたくさん使ってはすててしまう社会に問題があるということをテーマにして、高い評価(ひょうか)を受けた。
 アメリカやドイツなどで映画の賞を受けた2001年の「千と千尋(ちひろ)の神隠(かみかく)し」で、宮崎さんは世界に知られるようになった。ほかにも「魔女(まじょ)の宅急便(たっきゅうびん)」や「崖(がけ)の上のポニョ」などたくさんある。宮崎さんがアニメ作りで大切にしてきたことは、この世は生きる価値(かち)があるんだと、子どもたちに伝えることだそうだ。

 おリカ やっぱり、もっと宮崎監督の映画が見たいな。

 新聞くん 日本だけでなく、いろいろな国の人たちからも「もっと続けてほしい」という声が上がった。宮崎さんはこれまでも「これで最後にする」と話した後に、取り消して続けてきたことがあるけど、「今回は本気です」だって。これからは三鷹(みたか)の森ジブリ美術館(びじゅつかん)(東京)にある展示物(てんじぶつ)をかき直すなど、やりたいことをやって、あと10年は働きたいそうだ。

【ニュース DE PON】宮崎駿監督が引退

=2013/09/27付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]